山行短歌 尾瀬ヶ原 
                           誠 司

日 程:2016年7月24日(日)   
参加者
: 第1班;CL Nさん 他7名 第2班;CL Oさん 他3名

行 程:鳩待峠9:⒖~山の鼻⒑:00・発15~牛首分伎⒑:50・発11:10~竜宮小屋(昼食)11:50~12:⒖~牛首分伎12:50・発13:00~山の鼻13:40・発50~鳩待峠14:55
休憩の後15:⒖再集合・バス出発15:30帰途へ



雲海を飛ぶ飛行機の真下には地図見るごとき白き道見え
目をつぶり旅の思いに浸りおり一瞬下降気流の乱れ
西へ飛ぶ飛行機なれば七時過ぎ太陽はまだ宙天にあり
雲の下東ヒマラヤの雪の山稜線白く山なみの見ゆ
二日目にラサに着きたり空港は突き刺す日射し空気の薄し
ヤルザーム母なる川とガイド言う砂の中洲に植林進む
麦秋の言葉の生きるラサ近郊畑の先に岩山迫る
真夜中に雷雨は激しく窓を打ち朝には山に冠雪を見る
川沿いの植林の道走り行く麦や菜畑広がる原野
高原の高速道は九十九折り岩山崖上縫って走れる
湖を見下ろす丘に一休みチベット娘と記念写真を



最高点五千メートル峠越え雪の山々空の碧さよ
着飾ったチベット娘やヤク迄も記念写真に二十元払う
氷河より流れる川の広がりに羊やヤクを点々と見る
四つ星のホテルの部屋は三階でエレベーターなくゆっくり登る
電卓をたたいて値引き交渉し妻娘にお土産ネックレス買う
期待せしドルマ・リ(約5千m)麓のハイキング鳥葬の峰立ち入り禁止
マニ車回しつつ登る巡礼道岩の山にはタルチョはためく
岩山の中腹飾る川霧は白く棚引き大河に沿って
広き河峡谷となり馳せ下り河幅広がるチベットの川
ポタラ宮雨の階段登り行きラマ代々の霊廟を見る